今夏、イタリアより「リフレッシュメントを行うリエヴィト・マードレ保護協会(以下リエヴィト・マードレ保護協会)」の会長を務めるアンナ・サルトーリさんが来日、リエヴィト・マードレについての講習会を開催いたします。
本サイトでもインタビュー記事をご紹介しましたが、存亡の危機にあるリエヴィト・マードレの本来の役割、特徴、保存(繁殖)方法別の使い方について、アンナ・サルトーリさんが詳細に解説。同協会の科学技術的なサポートを担う10大学との共同研究で、現在までにわかっている最新の情報もご紹介します。
講習会では、リエヴィト・マードレについての不明点など発酵菓子製造にあたっての実際的な質問や、初歩的な疑問についてもお答えいたします。
*デモンストレーションの内容等詳細については追って発表します。
日時:2025年7月15日(火)・16日(水)終日
*講習内容は両日とも同じ。どちらかにご参加ください。
*講習時間は10時〜17時を予定(変更の可能性あり)
場所:株式会社ニップン 東部技術センター(東京・信濃町)
参加料:20,000円(税別)
お問い合わせ、お申し込みは以下にお願いいたします。
info@panettonesociety.org
席数には限りがあります。先着順で定員に達した場合、時期に関わらず締め切らせていただきます。
アンナ・サルトーリ Anna Sartori
ロンバルディア州コモ県エルバ出身。1958年に両親が創業した「パスティッチェリア・サルトーリ」のオーナー・パスティッチエレ。大学で農業科学の技術経済部門を専攻、卒業後、4年間同学部助手として、農業・食品分野において大学と自治体のさまざまな共同研究に従事、農産食品部門のISO品質システム認証鑑定資格を取得。国際企業に特化したコンサルタント会社に勤務の後、1997年に帰郷、家業に就く。2000年に急逝した父の跡を継ぎ、現在は夫と妹と共に「パスティッチェリア・サルトーリ」を経営。
2016年に著書「IL METODO FEIS Quando il cibo è conoscenza di sé」出版。同書では、食物が身体(fisico)、感情(emozione)、知性(intelletto)、精神(spirito)に与える影響を、作り手は責任を持って考えなければならないと説いている。
2022年8月2日、17メーカーとともに「リフレッシュメントを行うリエヴィト・マードレ保護協会 Consorzio di tutela del lievito madre da rinfresco」を設立、会長に就任。同協会には10の研究機関が技術科学的監視を担う委員会として連携。アンナ曰く「持続可能な伝統について革新的なアプローチを行い、真実を正しく伝え、人と食と環境の結びつきを考えることが私たちの目指すこと」。