Foto:Coppa del Mondo del Panettone
イタリアではいくつかのパネットーネ・コンテストが行われていますが、パネットーネ・ワールドカップCoppa del Mondo del Panettoneは、イタリア国外にも目を向けた大会。2019年に第一回が開催され、そして今年2021年に第二回が行われる予定です。その仕組みは、一年をかけてイタリア、スイス、スペイン、フランス、アメリカで予選を行い、そして、次のパネットーネ・シーズンにスイスのルガーノで本戦を行うというもの。このほど、本戦に臨むイタリア代表ファイナリストが決まりました。
イタリアの審査員はAMPI(Accademia Maestri Pasticceri Italiani イタリア菓子職人アカデミー)のメンバーを中心とするパスティッチエリ(菓子職人)と料理人の10人とジャーナリスト8人で、AMPIの名誉会長であり、イタリア発酵菓子界のレジェンド、イジニオ・マッサーリが審査委員長を務めています。
予選はイタリアを北部、中部、南部の三区域ごとに一次予選を行い、その通過者計32名が去る2月20日にミラノで開催された最終予選に挑み、6名のファイナリストが選ばれました。審査対象となったパネットーネは、背高で上面に十字のクープを入れたミラノ伝統タイプで、紙型(ピロッティーノ)は指定のノヴァカルト社のものを使用し、参加者は各4個を提出。そのほか、協賛のモリーノ・ダッラジョヴァンナ社の小麦粉、アグリモンターナ社の砂糖漬けフルーツを使うことも可能という条件。勝ち残った6人は、今年11月に行われる本戦でどのような結果を残すのでしょうか。11月にレポートをお届けします。
イタリア代表ファイナリスト
Fiorenzo Ascolese Panicizio Ascolese (Salerno)
Salvatore Tortora Espresso Napoletano (Napoli)
Valerio Santi Pasticceria Santi (Cremona)
Massimiliano Lunardi Fratelli Lunardi (Pistoia)
Damiano Pagani (Brescia)
Gianfranco Nicolini Pasticceria Romana (Macerata)