パネットーネ・ソサエティプロデュース「黄金柑のパネットーネ」を限定販売

イタリアでクリスマスシーズン以外にも楽しまれるようになったパネットーネ。日本でも、季節ならではのパネットーネを作ってみたい!と思い、この度パネットーネ・ソサエティでは「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」を用いたオリジナルのパネットーネ<黄金柑のパネットーネ>を、限定数発売します。

クラシックパネットーネで使用される柑橘は、オレンジピール、チェードロ(シトロン)。しかし日本にはまだまだ魅力的な柑橘類がたくさんあります。今回は、その中で「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」を使い、日本だけの香りや味わいを目指しました。製作協力いただいたのは、日本でパネットーネを作って26年の大ベテラン、パネットーネ・ソサエティのマエストロ・アドバイザリーを務める「ピアットスズキ」の鈴木弥平シェフです。

 

幻のフルーツ、黄金柑(ゴールデンオレンジ)

「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」は、愛媛県発祥と言われるゴルフボールサイズの小さな柑橘。芳香性が非常に高く、酸も甘みもはっきりとして、味わいも高く評価される柑橘でしたが、小さくて剥きにくいという理由で次第に作られなくなりました。愛媛県から伝わった「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」を、作り続けたのが静岡県の西伊豆や神奈川県西部の湯河原町や真鶴町など。ところが、神奈川県では2006年に「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」と今村温州蜜柑を掛け合わせた「湘南ゴールド」が県の推奨品種として開発されます。これも黄金柑(ゴールデンオレンジ)よりサイズを大きく、食べやすくする目的で開発された品種。神奈川県でも黄金柑(ゴールデンオレンジ)の生産量は徐々に減り、今では幻のフルーツと呼ばれるようになりました。

 

黄金柑(ゴールデンオレンジ)の特色

今回の「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」は神奈川県湯河原町産。生産者の一人、二見守さんの畑を訪れました。二見さん曰く「黄金柑(ゴールデンオレンジ)は、湘南ゴールドよりも酸味が強く、甘みものるので、早すぎず、遅すぎずの収穫期の見極めが腕の見せどころ」。収穫が早すぎると酸が抜けない。反対に、樹熟が進んでしまうと酸が抜けて味のメリハリがなくなってしまうのです。適期に収穫された「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」は、熟成庫で追熟して、少し酸を落ち着かせて、甘みとのバランスを見て出荷されます。他の柑橘と比較して小さいのに甘みも酸も非常にパンチを感じるのはこういう理由だったのです。

 

「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」だけのパネットーネ

今回は、この「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」の爽やかで豊かな香りと、酸と甘みという柑橘の魅力を最大限感じていただくべく、使用するフルーツは「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」だけとしました。生地には、「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」のペーストを練り込み、ピールもたくさん使用。そして、ポイントは焼き加減がしっかりとしていること。ロースト香と「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」のピールの相性が非常に良いのです。表面にもゴールデンオレンジ(黄金柑)のシロップを軽く塗り、とにかく「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」感満載です。ピールの苦味とローストの香ばしさが、甘みと酸味を引き立てて、非常に後味が爽やか。食べだしたら、いくらでも食べ続けられるような軽快さのある、初夏のパネットーネです。

間もなくゴールデンウィーク。ちょうどこの頃に、生の「黄金柑(ゴールデンオレンジ)」は終了し、柑橘シーズンも終盤に向かいます。その名残を惜しみ、日本ならではの柑橘を愛いつくしむパネットーネになったと思います。今回は限定24個を発売。今後もパネットーネ・ソサエティでは、オリジナルのパネットーネをプロデュースしていく予定です。
(Photo by Reiko Kakimoto)

 

商品詳細

価格
一般 7,700円(税・送料込)
パネットーネ・ソサエティ会員 6,930円(税・送料込)
※会員の方はログインをしていただくと割引価格が提示されます。

個数 24個限定(予定数に達した場合、期間内に販売終了します)

内容量 750g(直径17cm)1個

賞味期限 約2週間

※商品の第一回発送は5月14日及び15日を予定しています。
※発送完了次第、トラッキングナンバーをお伝えします。
※商品の性質上、返品はご遠慮ください。
※ギフト包装、熨斗紙等は承りません。